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2006年03月12日
326
昨日、とある横浜のハンバーグ屋で食事を摂ると、壁にかかっている326の絵を見つけた。こんなへんぴな土地ににまで、飾られて・・326は幸せだな。
家に着くと、自然と326のサイトを探してみた。日記があったので見てみると、326の最後のフリマーの写真の事が書かれていた。なんか運命的なものを感じた。思い出が蘇る・・。
当時、福岡に住んでいた私は、イラストライター326の事は知らなかった。
友達が、ある日バイク通勤していると、ドラエモンヘルミットをかぶった男の子を見たらしく、
バイクを横づけして、「そのヘルメット、かわいいですよね!」と話しかけたら、
「ドラミチャンもあるよ〜ン」と言ってその男の子は走り去ってしまった。
あまりのインパクトに、私も色んな友達にその話をしてあげた。
或る日曜日の朝、いきなりの電話でたたきおこされる・・
「今、NHKつけて!ドラエモンヘルメットがテレビに出とるバイ!」
友達からの電話だった。
TVをつけると、ベイサイドプレイスでフリーマーケットをしてる、かわいいイラストを描く少年の特集だった。 19歳で自分の進むべき道を決めて、専門学校を中退するまでの少年のドキュメンタリー。
どうやらドラミチャンヘルメットは、彼女のヘルメットらしい。
それ以後、326は福岡の情報雑誌でも連載を開始するなど、徐々に売れてきた。
そんな頃、当時私が勤めていたコンサートのイベンター会社の社長宛に、井上陽水の奥さんから電話がかかってきた。
「326ってイラストレーター知らない?」「こないだ、NHKでみたらしいんだけど」
「!!!!!」
なんなんでしょうね。その時、私は、なぜか自分がこの橋渡しの役をやることが、運命的に決まっていたのだと、直感で感じた。もうすっかり326には詳しくなっていたので、ありったけの資料をFAXで送った。
それからしばらくして、井上陽水のシングルジャケット『TEENAGER』に326のイラストが採用されていた。
ジュークになるもっと前の話である。
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2006年03月12日 13:30